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センダイムシクイ

センダイムシクイの特徴

特徴と生態・分布・生育場所

◎全長13cm  ●夏鳥 ★雌雄同色

以前はウグイス科となっていたが現在はムシクイ科と分類されている。

九州以北の平地から山地の落葉広葉樹林を好んで生活圏とする。

国内で普通に見られるムシクイの仲閒にメボソムシクイ・エゾムシクイ・センダイムシクイがいるが、その中でセンダイムシクイは最も標高の低いところに生息している。

渡りの時期には平地の林や市街地の公園でも姿を見られるが、それはエゾムシクイとメボソムシクイも同様なので公園などで見かけた場合は識別は慎重にしたい。

習性としては、昆虫などの補食のためだろうが、林の中で比較的高いところにある枝上を忙しなく動き回るのでゆっくり観察することは難しい。

混群を作ることでよく知られているカラの仲閒やメジロ、エナガ、コゲラなどの中に混じっていることもあるらしいので、さえずらない時期は混群に出会ったら探してみるとよいだろう。


ムシクイの仲閒は体の特徴もよく似ていて、全体に丸みが少なくほっそりとして、嘴も細長い。

体上面はオリーブ色(黄緑色~緑褐色)だが、センダイムシクイはより黄色みを帯びるようだが、比べて初めて分かる程度かもしれない。体色は光の影響を大きく受けるので難しい。

体下面は、概ね白い。


センダイムシクイは繁殖期の終了は早めで、8月の中旬から山を下り始め、9月中旬までには平地の林も通り過ぎる南に渡ってしまうとのこと。

市街地の公園などで南下の渡り期にセンダイムシクイに会いたいと思ったら意外にチャンスは少ないかもしれない。

ついでながら、エゾムシクイも南下は早いので、10月になってムシクイを見かけたら、メボソムシクイという判断ができるようだ。

類種との識別ポイント

ウグイス科のウグイスやヤブサメ、ムシクイ科のエゾムシクイやメボソムシクイと似ているので紛らわしい。

1.ウグイス・ヤブサメには翼帯は無い。ムシクイの仲閒には翼帯はあるが、センダイムシクイの翼帯が一番明瞭。

2.センダイムシクイの頭頂部には不明瞭だが頭央線がある。(が、個体差もあるようだ。)

3.センダイムシクイは、上嘴に比べて下嘴は明るく橙黄色。

4.センダイムシクイの眉斑は白一色で明瞭。

さえずり・地鳴き/聞きなし

外観はよく似ているムシクイ類だが、さえずりは種でまったく異なるらしい。

「チィョ、チィョ、ビー」「チョ チョ チョ チョ」「チチヨ チチヨ ビー」などある。一方で、「チュイン チュウイン チュイン」などとずいぶんと異なるさえずりをすることもあるようだが、センダイムシクイそのものの詳しい生態が分かっていないので、その理由などは不明とのこと。

聞きなしは「焼酎一杯ぐいー」とか「鶴千代君」などだ。

地鳴きは、「フィッ フィッ」「ツィ ツィ」だ。

センダイムシクイ
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