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アオジの特徴と生態

アオジ

バードウォッチング情報

●全長16cm ◎季節性:冬鳥 ☆雌雄異色

◎名前について

漢字表記は、「青鵐」です。

生物の名称では緑色は“アオ”と、青色は“ルリ”と呼ぶことが多い

鵐 は「しとど」が訓読みで、ホオジロ科を総称する古名だったようです。

ホオジロ科の代表的な種にはホオジロ以外にアオジ・クロジ・ノジコ・ホオアカなどが含まれます。

したがって、青鵐は緑色のホオジロの仲間ほどの意味になるでしょうか。しかし、緑色を帯びる黄色いホオジロ、と表現した方が正確でしょうね。

「しとど」という漢字古い時代に、巫女が占いをする時にホオジロ科の小鳥の動作を見て占ったところから、「巫女の鳥」ということで、「巫(かんなぎ)」に鳥と書くようになったというようなことが、「古語拾遺」に書かれているらしいです。


英名は、Black-faced Bunting です。黒い顔をしたホオジロという意味です。では、クロジはどう表すのだろうと思って調べると、Grey Bunting だそうです。

◎分布と生育場所について

繁殖地は本州中部地方以北ですが、中部地方以南には冬鳥として渡ってきます。したがって、私の住む四国では冬鳥ということになります。(図鑑の季節性の区分には必ずしも自分が住む地域の状況とは一致しない場合があるので注意が必要です。)

平地から山地の林の周辺や草地などに生息します。

地上で採食しているところを見かけることが多いですが、主に種子を食べているようです。

◎外見や生態の特徴について
アオジの雌雄の違い

雌雄異色で、オスは頭部が暗緑灰色で目の周囲は黒いので顔がきつく見えます。喉から体下面の黄色がとても美しいです。

ホオジロと同様に、オスに比べるとメスの顔は柔らかい雰囲気があります。

頭部は褐色で幾分緑灰色を帯びているようです。

黄色い頭央線と眉斑(明瞭さに個体差があり)があり、喉や体下面の黄色はオスよりも淡く見えます。


地上で採食する姿をよく見かけますが、とても用心深く少しでも危険を感じると林内にすばやく逃げ込んだり藪の中に潜り込みます。

撮影者からすると、そこにアオジがいるのが分かっているのになかなか姿をとらえることができないもどかしい野鳥です。

しかし、それも最初の内だけで、時間の経過とともに人馴れしてくるのか、環境も手伝うのか、地上で採食中にそばを通ってもほとんど気にしなくなる傾向があります。

私のフィールドでは、観察に慣れていない散策者は、アオジは人を怖がらないという印象を持っているようです。

◎鳴き声(囀りと地鳴き)について

越冬中は、「チッ」とか「ジッ」と地鳴きします。オスの方が強く鳴くようです。ホオジロに似ていますが、ホオジロは「チチチ」と3音で鳴くことが多いので識別できると思います。

春先になるとさえずりの練習をし始めるようで、地鳴きとは違う鳴き声を出しているようですが、まだ言葉にできるほどハッキリと聞いた経験がありません。

◎面白ポイント

渡りのルートなどを調べるために環境省が実施している鳥類標識調査で足環を付けられている数が一番多いのがアオジとのことです。

アオジに出会ったら、足環の有無にも注意を向けると観察の楽しみがより増えるかもしれませんね。

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