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ノビタキの特徴と生態

秋の渡り期のノビタキ

バードウォッチング情報

●全長13cm ◎季節性:旅鳥 ☆雌雄異色

◎名前について

漢字表記では、「野鶲」と書きます。草原や高原でよく見られることから、「野にいるヒタキ」というのが由来なのでしょう。(手元の図鑑には、特に記されていないので、一応推測です。)


英名は、複数あって、図鑑によって Stonechat, African Stonechat, Common Stonechat となっています。核の部分は、Stonechat のようですから、この由来を調べてみました。

鳴き声から来ているということで、複数の小石がぶつかり合ってガチャガチャというような声で鳴くことからと説明されています。

ちなみに、chat は「おしゃべり」の意味ではなく、「ツグミ」を表しています。

ヒタキなのになぜ chat なのでしょうか?

それは、英語では、元からヒタキ科に含まれていた種を flycatchers、ツグミ科からヒタキ科に移された種を chats として区別してきたからだそうです。(ウィキペディアに詳しい情報があります。)

◎分布と生育場所について

本州中部以北に夏鳥として渡来し繁殖します。他の地域では旅鳥としてやってきます。

図鑑には、秋の渡り期には、草地や河川敷など平地の開けた環境で普通に観察できるというようなことが書かれていますが、私のフィールドでは極めて珍しい存在です。


夏季は、高原の鳥というイメージらしいので、中部地方の高原や北海道の草地、牧草地などに好んで生息するようです。

秋の渡り期に探そうと思えば、公園の中の開けた場所や草地、農耕地や河川敷などでしょうか。

◎外見の特徴について

夏季のオスの姿は、白と黒のツートンカラーに胸の橙色のワンポイントが特徴です。

一方メスは、頭部から体上面、尾羽まで黒褐色で、淡い縦斑が入っています。胸から体下面は白っぽく部分的に淡い黄色や淡い橙色が見られます。

冬羽になると、雌雄とも、全体的に淡い橙色に変わります。それでも、オスは喉と頭部特に目の辺りは黒褐色が残るので雌雄の区別は可能です。


秋の渡り期には、夏季の姿とは雰囲気が異なり、冬羽になって移動するのが普通のようですから同定に注意が必要です。

こういう場合には、成鳥の典型的な姿だけでなく、冬羽や換羽中および幼鳥の写真も載せてくれている図鑑が必要になります。

◎生態の特徴について

繁殖地以外の地域では、渡り期(特に、秋)に出会いを期待するしかありません。

何かのてっぺんに止まる傾向が強いので、草の穂先や木の枝先などにいることが多いようです。その際に、尾羽を上下に動かす習性があります。

また、地上に降りて昆虫類を食べることもあります。

実際、公園内の大きめの石の上に降り立ち辺りの様子をうかがっているようなそぶりを見せてから何かを捕食するのを何度か目撃しました。

◎鳴き声(囀りと地鳴き)について

囀りは4月から6月の下旬までしか聞くことはできないとのことです。その鳴き声はフルートに例えられるほど美しいそうです。

ぜひ一度高原で聞いてみたいものです。


地鳴きは、ウグイスの地鳴きをもっと「ガ行」に近くしたような感じです。

英語圏の人が、この声を聞いて小石どうしをぶつけたときの音と感じたのは理解できるような気がします。

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