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シジュウカラの特徴と生態

シジュウカラ

バードウォッチング情報

●全長15cm ◎季節性:留鳥 ☆雌雄ほぼ同色

◎魅力について

シジュウカラは、カラの仲閒としてだけでなく、小鳥全般の中でも最も身近な存在と言えるでしょう。

市街地の公園の林でも山の中でも季節を問わず普通に見られます。

肩から背中にかけての黄緑色のグラデーションが気に入っています。

◎名前について

漢字表記では、四十雀と書き表します。「シジュウ」は地鳴きの声に由来するという説があります。

ちなみに、ゴジュウカラはシジュウからに似ていると考えて、四十に対して五十としたようです。


英名は、Japanese Tit です。tit はシジュウカラ科シジュウカラ属の小鳥を意味します。

◎分布と生育場所について

ほぼ全国に分布し、市街地の住宅地や公園の林から標高の高い山の森まで、一年を通して最も普通に見られる小鳥の一種です。

個人的な体験では、季節を問わず、登山道を歩いていて野鳥が忙しそうに枝から枝へと移動しているのを見かけたらかなりな確率でシジュウカラです。

◎外見の特徴について

頭部(顎から上)と体前面は白と黒のコントラストが目立ちます。

実際に撮影しないと分かりにくいかもしれませんが、頭部の黒は光沢があり、光によっては時に紺色に見えることがあります。

黒で囲まれている頬は白いのでよく目立つ特徴となっています。(この特徴はヒガラと共通します。)

なんといっても、ネクタイのように胸から下腹まで縦線となっているのが最大の特徴でしょう。

雌雄でほとんど同色ですが、このネクタイの幅が雌雄によって異なります。オスの方が幅広く、下腹で太くなっています。

太さは一様ではなく個体差があるように思えます。細い太いが微妙な場合は、可能ならば、下腹で太くなっているかどうかを確かめてください。

肩口から背中上部が特徴のある黄緑色で、背中下半分は青みのある灰色です。特に、黄緑色の部分のグラデーションが美しいです。

幼鳥は全体に色が薄く白い部分が黄色味があり、胸のネクタイが不明瞭(無いか細すぎて目立たない)です。


カラ類の識別ポイントですが、ヤマガラは首の後ろや体下面がレンガ色なので識別に困りません。

それ以外は一見すると似ていると感じるかもしれません。

シジュウカラは、頬が白く、しかも黒で囲まれている点ではヒガラと似ています。しかし、ヒガラにはネクタイは無く、喉の黒い部分がよだれかけに喩えられるように下に広がっています。

また、ヒガラは体長が11cmほどなので、フィールドにおいても一回りも二回りも小さいという印象を受けるでしょう。

コガラは頭部は黒いですが、頬の白い部分は黒に囲まれていません。喉の黒い部分は限定的で小さい。体長も一回り小さいです。

◎生態の特徴について

シジュウカラは混群を作ることでもよく知られています。

カラ類は、繁殖が終わると群れを作って生活しますが、この群れにカラ類だけでなくそれ以外の種も混じることがあります。これを「混群」と称します。

カラ類の他には、平地と山地とでも異なりますが、エナガ、コゲラ、メジロ、キクイタダキ、ゴジュウカラなどが加わっていることが多い。

時に、サンショウクイやリュウキュウサンショウクイ、あるいはムシクイの類が混じっていることもあります。

一般に、気候や食糧確保など生存条件が厳しいほど混群を形成する傾向が強いと考えられているようです。生存の知恵なのでしょうね。

シジュウカラは混群の中では低いところにいることが多いので撮影しやすいと思います。

◎鳴き声(囀りと地鳴き)について

さえずりは、「ツピツピツピ」が典型的ですが、人によっては「ピチュ、ピチュ、ピチュ」や「スイーツ、スイーツ、スイーツ」のようにも聞こえるようです。

いずれにしても、鳥の鳴き声を言葉にするのは難しいといつも感じます。

地鳴きは、「ツーチ」「ツッツッ」など色々な声を出すようなので、慣れないと識別は難しそうです。

個人的には、ヤマガラとシジュウカラの鳴き声が似ているように思うのですが、比較するとシジュウカラの方が鳴くスピードが速いようです。

◎面白ポイント

シジュウカラは鳴き声に独自の文法を持ち、人類以外では唯一文法を操ることができ、互いに高度なコミュニケーションをとっている可能性が高いことが、京都大学生態学研究センターの調査で明らかになっています。(このニュースは、2017年夏に野鳥愛好家の間で大きな話題となりました。)

文法を操るシジュウカラは初めて聞いた文章も正しく理解できる

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